一流の器用貧乏になりたい

「器用貧乏」であることはきっと良いことだ。

小学校高学年の「夏休みの自由研究」におすすめなテーマは、「カビの研究」だと思う

夏休みの宿題といえば、僕の小学生時代はドリルや読書感想文が定番だったけど、十数年経った今もしかしたら変わっているのかもしれない。
でもやっぱり印象的だった宿題は「自由研究」で、テーマ決めから実験や調べ物をしレポートを書く、という一連のプロセスをこなすのに毎年毎年苦労していた。

この苦しみは今の子どもたちも同じであるはずで、、、少しでも役に立ちたいと思い、自分の事例を書いてみる。
(僕が小学6年生の時にやった「カビの研究」について記載しています。どちらかというと高学年向けではありますが、中学年でも全く問題ないかと。)

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「カビの研究」

小学校6年生の時の自由研究は「カビの研究」だった。カビの研究、といっても顕微鏡でカビの生態を調べるといった大掛かりなものではなくて、自宅の至る所に食パンを置きラップをした上で1週間放置し、

  • 一番カビが生える場所・環境はどこか
  • カビを抑制する働きのある調味料は何か

といったことを対照実験で調べた。

具体的な流れはだいたい以下の通り。

① 仮説を立てる

まず「カビが生えたり、増えやすい条件は何か」ということを本やインターネットで調べた。
「湿度が高く暗い部屋はカビが生えやすい・増殖しやすい」ということがわかったので、調べた情報を元に、家の中の各部屋の条件を比べた。

結果、家の中で湿度が高くなる傾向にある洗面所か、北向きで昼も暗い自分の部屋がもっともカビが生えやすく、増えやすいのでは、という仮説を立てた。
また、祖母から「カラシにはカビの抑制効果がある」と聞いていたので、カラシ、マヨネーズ、ワサビなど自宅で用意できる調味料を用意し、各調味料のカビ抑制効果についても対象実験をすることにした。

※参考書籍

② 事前準備

用意するものは、スーパーで売っている普通の食パン。
1枚の食パンを4分割して1つずつタッパーに入れ、あとは放置する。
ちなみにもっとも良いのは「フタができるタッパー」に入れておくこと。
日本の湿気の多い真夏のクソ暑い時に1週間パンを放置し続けることを考えて欲しい。
当然カビはとんでもなく増殖するのである。
カビの胞子は風などで飛び散る可能性があり、場合によってはカビアレルギーなど健康問題も引き起こす可能性もあるので、念入りに準備したい。
※100均で3個セットとかで売っているタッパーを使えばそのまま捨てれるし楽で良いと思います。
※タッパーが用意できなければ、捨てても良いお皿にしっかりとラップをかけ密閉しておいてくださいね。
※カビの胞子を吸い込まぬよう、必ずマスクをつけてくださいね。

③ 実験開始

実験開始...といっても、パンを入れたタッパーを各部屋に配置するだけではある。
各部屋に1週間パンを置いて、毎日その様子を写真に納めた。

ちなみに置いた場所は、以下の通り。

  • 自分の部屋(北向きで暗く、カビが繁殖しやすい環境かも、という仮説を立てていた)
  • 洗面所(湿気が多いので、同じくカビが繁殖しやすいかも?と考えていた)
  • リビング
  • キッチン
  • トイレ
  • ベランダ

それぞれ1/4切れのパンを設置し、毎日経過を撮影した。
もっともカビが繁殖しやすいと考えた自分の部屋と洗面所には4枚のパンを用意。
1枚には何もつけず、他3枚にはカラシ、ワサビ、マヨネーズなどを塗った。
※前述の通り、カビを抑制する効果のある調味料を対照実験で比較するためである。

④ 結果 

1週間後、実験終了。
毎日写真を撮っていたが、湿気の多い日本の夏だと一瞬でパンは原型をとどめないほど黒くカビが生え、増殖していった。
残念ながら今写真のデータ等が残っていないのでお見せすることはできないのだが、
母親が悲鳴を上げるほどだったことは覚えている。
(・・・母親の協力を取り付けないとカビの生えたパンを捨てられてしまうリスクがあるので、母親の理解を得ることは大事だ。。。)

何よりもカビがうじゃうじゃ生えてくることが気持ち悪すぎて今でもややトラウマだけど、結果、一番多くのカビが生えたのは北側で暗い自分の部屋ということがわかりショックだったことを覚えている。
そうそう、カラシ効果は絶大で、カビはほとんど生えてこなかった。本当に抑制効果があったらしい。 

⑤ レポートの作成

実験を終え、先生に提出するためのレポートを作成した。
レポートの構成は、ざっくりこんな感じ。

  • 1.研究の目的(「カビ」をテーマにした理由)
  • 2.初期仮説(カビは湿気が多く暗い場所を好む。そのため、自分の部屋か洗面所がカビにとってもっともよい環境なのでは。また祖母の言う調味料に抑制効果があるかも検証する。)
  • 3.実験の方法(上記の通り)
  • 4.実験の経過(毎日の経過を、コメントとともに撮った写真を貼り付けて説明。)
  • 5.実験の結果(どの部屋のパンにどのぐらいカビが生えたか、など)
  • 6.実験を通しての考察/結論(2.で立てた仮説がどの程度合っていたか、何が違っていて、その理由は何か?など)
  • 7.感想

このカビの研究をレポートにまとめてみると、毎日写真を撮っており、その写真を多く貼ったおかげで10枚ほどのレポートができた。
やはり枚数が多い方が見栄えはよいし、なんやかんやで学年で3人ぐらいしか取れない優秀賞ももらってしまった。ありがたし。

参考になりそうな本(再掲)

カビ関連本は下記のようにたくさん出ているので、
実験の際にはこうした本を参考にしていただければと思う。

 カビのふしぎ 実験しよう

カビ図鑑―野外で探す微生物の不思議

カビの科学 (おもしろサイエンス)

※最後の1冊は小学生にはちょっと難しいかも。
親御さんが解説しながら読むのが良いかもしれない。

おわりに

自分で実験をして、その裏付けを取るために調べ物をして、自分で考えてレポートにまとめる、というある程度忍耐の必要なプロセスを通して、子どもたちはさらに成長した姿を見せてくれると思う。
何よりも、日々パンがカビに侵食されていくのを見るのは変化があって子どもにとっても楽しいはず。
親御さんとしてはカビを繁殖させることに抵抗があるかもしれませんが(笑)、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

Macbookにコーヒーをこぼしたら、「初動」が超大事。復活までの手順を紹介

この記事にたどり着いたということは・・・
あなたはMacbookに飲み物をこぼしましたね?

ドンマイ。もうやってしまったことはしょうがありません。
じゃあ、どうするかを考えましょう。

かくいう私もMacbookProにコーヒーをこぼしました。
でも、今もそのコーヒーをこぼしたMacbookでこうして記事を書いています。
記事を書いているということは、そう、Macbookは死ななかったのであり、奇跡の生還を果たしてくれたのです。

これから先、僕のようにMacbookにコーヒーをこぼす愚か者たちにとって参考になるように、こぼした時に何をやったのか/何で無事生還を果たしたのかを書き記します。

  • ◆ PCについて
  • ◆ コーヒーをこぼすまで
  • Macbookの被害
  • ◆ 【初動が重要】応急対応の手順
    • ① とりあえず電源を切る
    • ② とりあえずティッシュで表面のコーヒーを拭き取る
    • ③ 中に入り込んだコーヒーの水滴を掃除機で吸い取る
    • ④ 扇風機&ドライヤーで乾燥
  • ◆ 動作確認
  • ◆ なぜ復活できたのか(推測)
    • ① 初期対応が迅速&的確だった説
    • ② こぼしたのがブラックコーヒーだったから説
    • ③ こぼしたのが家だったから説
    • Macbookの技術的進化のおかげ説
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「今時の20代中盤」のSNS事情

最近、特に40代ぐらいの方と話しているとよく聞かれるのが、
「今時の若者ってSNSとかどうやって使ってんの?」
という質問。

FacebookTwitter、LINE、Instagramと色々なSNSが出てきて
かなり生活の一部として定着しているけど、
自分も含め周囲の使い方は実際この数年でかなり変わってきている気がする。

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