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【読書録】中島聡「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」

Kindleを持っていて、最近かなり重宝している。
というのも、Amazonが"kindle unlimited"という本の読み放題サービスを展開していて、30日間のお試し体験ができるので、良さそうな・面白そうな本を片っ端からダウンロードしている。

そのうちの1冊がタイトルの本。

 

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

 

著者はMicrosoftでエンジニアとして活躍した経験があり、ビル・ゲイツに認められOS(Windows95,98)にチーフアーキテクトに携わっただけでなく、Internet Explorerやダブルクリック・右クリックの概念を生み出したすごい人らしい。全然知りませんでした。すみません。。。
(日本人エンジニアがMicrosoftの主要な人物として、様々な機能を生み出したという事実にまず驚いた)

そもそもこの著者は、Microsoft時代のみならず学生時代からCADツールを開発して多額のロイヤリティを稼ぐなど華々しい成果を残してきた人物で、本書ではそうした華々しい成果の裏にある彼の思考法、時間の活用法が紹介されている。


(独断と偏見で選んだ、)主なポイント


■締め切りを絶対に守ること。スマホアプリがリリース時に完璧なものでないように(アップデートがその後頻繁にあるように)、ある程度荒いものでいいからとにかく完成させて、フィードバックをもらうようにすること。
 →予定を組む際には、
 ①見積もり期間をもらうこと(納期までの残り日数の”2割”が目安)
 ②その”2割”の時間で「ほぼ完成」まで持っていくこと(プロトタイプを作ってしまうこと
 ③その”2割”の時間で「ほぼ完成」ができない場合には、これを危機的状況として納期の変更を検討するこ
 とが重要。

■ラストスパートは絶対悪。

■(タスクを進める上で、他の人との兼ね合いが必要な場合には)相手の仕事が上がってこなくともなんとか自分の仕事を進められないか考え、自分にできない仕事を進めていく

■「何かをしたい」という衝動があり、必要に迫られれば、人間は大抵のことができる。

 →「これは役に立ちそうだから一応やっておこう」という勉強は何もかも中途半端になってしまう。本当に
 好きなこと、やりたいことは何かを考えて、それをまず自分でやってみること。好きなこと、やりたいこと
 がわからない場合には、今やっている仕事の中で本当にやりたい仕事に繋がる共通点を見出すこと。


ざっと書くとこんな感じ。


所感

とにかく、仕事の進め方という点では「納期絶対厳守」で、プロトタイプ・たたき台をじゃんじゃん作って、フィードバックを貰いながら前に進めていくこと。

この点、自分が仕事を進める上での考え方に似通っていた部分があった。
つまり、なるべく早くたたき台を作ってフィードバックを貰いつつ、よりよいものにしていくことが何よりも大事だと考えていた。
でもこの本を読んで「あ、自分のやり方って間違ってなかったんだな」と実感し少し自信を感じることができた。

一方で、この人は朝めちゃくちゃ早く起きて朝のうちに仕事を片付け、日中は昼寝をしながら集中力を維持する、という仕事のスタイルを取っているそう。
そして、この仕事のスタイルを強く推奨していた。
でも、現実的に普通の日本人サラリーマンが同じ仕事のやり方をなかなかできないわけで。
事実今ちょっと特殊な環境下にあるので、PCは会社でしか扱えないし朝早く行って仕事する、というのもなかなか難しい。家でできること、オフィスでできることを見極めてそれぞれでやるべきことを考えていかなきゃいけないのでは・・・と思った。

余談だが、著者は「界王拳」という言葉を頻繁に使っている。
これは、見積期間として、またプロトタイプを作る期間としての"2割"の時間は、周りの全てのものをシャットアウトした状態(=界王拳)でやるべきだという文脈で出てくるんだけど、いかんせんドラゴンボールに疎いのでイメージしにくかった。
それこそ「精神と時の部屋モード」とかの方がもっとわかりやすかったんじゃないの?とか思ったりする(ドラゴンボール詳しくないのでこれが正しいかどうかもわからないが。笑)

というわけでつらつらと書いたけれど、読了後のレビューを書くのって難しいな・・・
読みながら、あるいは読んですぐに書き始めないと忘れてしまう。
今度からは読んでから書く、を習慣づけようと思う。

今日で長い夏季休暇が終わり。明日からまた仕事だ。
初日から台風直撃の様相を呈しているけど、大丈夫かなこれ・・・笑

 

2016.8.21