一流の器用貧乏になりたい

「器用貧乏」であることはきっと良いことだ。

「料理代行」を頼んでみたら、最高すぎた話

とあるきっかけで「料理代行」サービスを使ってみたら、最高すぎて書きたくなったので書いてみた。

いろいろある「料理代行サービス」

世の中にはたくさんの料理代行のサービスが存在する。
多くのサービスは、アルバイトなどで雇われた(主に)主婦層の方が、「家事代行」として、時間がないユーザーに代わって掃除や洗濯、買い物などのサービスを提供している。
料理代行はその「家事代行」のうちのイチサービスとして位置付けられていることが多い。

代表的なサービスはこんな感じ。

ちなみに、もう1つ代表的なサービスとして「DMMおかん」があったのだが、2018年9月30日をもってサービスを終了してしまうそうな。
供給(スタッフ側・サービス提供側)に限界があったか、競争が激化して撤退する判断をしたのか、まあそのどっちもなんだろうなと推測。

使ったのは「Casy」

僕が使ったのは「Casy(カジー)」
Googleで「料理代行」と検索すると一番上にヒットするし、
サイトの作りもシンプルでなんとなく一番安心感があったからだ。

そもそもなぜ料理代行なんて頼もうかと思ったかというと、
最近の暴飲暴食、連日のコンビニ弁当が祟って顔にニキビが出きまくってしまい、「そろそろやべーぞ」と思い始めたのがきっかけ。

体の不調はだいたいニキビや口内炎で感じるタチなので、こりゃちゃんと食わんとまずいぞ、と思い料理代行をお願いした。

マッチング成立まで

Casyに会員登録をすると、「掃除代行」や「料理代行」など各種サービスを選択することができて、「料理代行」を選ぶとこんな画面に。

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和食、洋食、どんなメニューもリクエストができる。
僕はきんぴらラバーなので、きんぴらごぼうを作り置きで大量に作ってもらうことに。
(実はコメント例で「きんぴらごぼう」が入っているから、みんな好きなんだろうなー)

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メニューは3時間から。3時間だとだいたい6品ぐらい作ってくれて、4時間だと10品、5時間だと15品ぐらい。家族の人数や作ってほしい量に合わせて時間を調整する。
もちろんその時間分チャージされる。

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料理代行の場合1時間2500円で、ミニマムが3時間なので2500×3で7,500円かかる。
これに交通費で700円。その他消費税などもろもろ。
使う頻度が高ければ当然、時間当たりの単価も安くなる、という仕組み。

で、その後は希望時間帯を選ぶ。

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「◯時から◯時」のように指定ができるわけではなく、こんな感じでこちらの空き時間を登録しておいて、キャスト(代行に来てくれる人)が時間を指定してくれる。

キャストの人の空き状況にもよるので、直前すぎたり天候が荒れる予報があったりするとマッチングが成立しないことも当然ある。
(実は僕が利用をした時も、1回目は台風が接近中に予約をしてしまったので、当然来れる方がおらずマッチングが成立しなかった。目安としては、5〜6日前ぐらいから予約しておくのがベター。

無事マッチングが成立すると、来てくれるキャストさんと来てくれる時間が決まる。
僕の場合、30代の主婦の方が来てくれることになった。

マッチング成立後

① メニューの決定

マッチング成立後はキャストさんとチャットで会話をする。
事前にリクエストしていたきんぴらごぼうはもちろん、突飛なもの出ない限り、なんでもリクエストできるようだ。

リクエスト品以外の料理は、向こうから定番メニュー(和洋中)を提案をしてもらえる。
僕の場合、
・ロールキャベツ
・豚汁
・ポトフ
など、野菜をたくさん取れるメニューを中心に選び、合計8品ぐらいになった。

② 食材の購入

メニューが決まると、料理に必要な食材や調味料、そして用意すべき分量を事細かにすべて教えてくれる。
(人参2本、玉ねぎ3個、豚バラ肉300g、などなど。)

それを見ながら自分でスーパーに行き買い物をするのである。
もちろんこの買い物も1,500円で代行してもらうことができる。
今回の場合、家にない調味料を揃えたりしたので、3,000円ぐらいかかってしまった。

③ 料理代行当日

キッチン周りを少し綺麗にしておいて、あとは住所を教えてあるので来てくれるのを待つだけ。

今回来ていただいたのはとても感じの良さそうな主婦の方だった。
挨拶もそこそこに、頭に三角巾を巻き、エプロンを着けて、ウチの狭いキッチンで調理を開始してもらう。

一人暮らしの家で、誰かがキッチンで料理を作ってくれるのは良いもんだ。
実家に帰って来たかのような錯覚を覚える。

作ってもらっている間の3時間は、残った仕事をこなしたり本を読んだり、自分の時間を有意義に過ごした。
8品も作ってもらうので間に合うかな、と思っていたけど全く心配いらず。
ちょうど3時間でこんなにたくさん作ってもらった。

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実はこれで全部じゃない。もう2品ぐらいある。。。そのぐらいたくさん作っていただいた。

3時間かけて作っていただき、最後は綺麗に掃除とゴミ捨てまでしていただいてしまった。

④ 1週間かけて食べる

1人暮らしにしてはとんでもない量の作り置きを作ってもらったので、毎日必死に食べた。
毎日家に帰ると料理があるのはやっぱり幸せ。
これだけで日々の仕事を頑張れるなと思った。
(ちなみに、全ての料理の冷凍/冷蔵の賞味期限・消費期限もメモを残してくれるという心遣い。すばらしい。。。)

ただ、大量の料理を食べきらなくてはならず、食事の誘いも「家に大量にご飯があるんだよね・・・」と断わざるを得ず(笑)
「え、結婚でもしたのか?」とか言われたけど、違いますw

家事代行/料理代行サービスの可能性

今回初体験だったが、期待良い以上のサービスを提供していただいたなと思う。
掃除代行ももちろんそうだが、代行をしてもらっている間、自分の時間を有効に使えるのはありがたい。

とくに時間のない共働き家庭とか、主夫・主婦なんかはめちゃくちゃありがたいサービスだろうな、と思う。

これはユーザー側の視点だけど、供給側(サービス提供側)の視点で言えば、専業主婦の方や時間に余裕がある人が、代行の担い手になってお金を稼げる、というのは非常に良い仕組みだと思う。
まさに「シェアリングエコノミー」的発想で、もっと多くの人にサービスを利用してほしいし、サービスの担い手になってほしいなと、純粋に感じた。

 

掃除や料理をする時間がない方、掃除や料理に疲れてしまった方、誰でも一度は代行サービスを使ってみてほしいなと思う。
外注できるところは外注して、自分の時間をもっと楽しもう。