一流の器用貧乏になりたい

「器用貧乏」であることはきっと良いことだ。

Macbookにコーヒーをこぼしたら、「初動」が超大事。復活までの手順を紹介

この記事にたどり着いたということは・・・
あなたはMacbookに飲み物をこぼしましたね?

ドンマイ。もうやってしまったことはしょうがありません。
じゃあ、どうするかを考えましょう。

かくいう私もMacbookProにコーヒーをこぼしました。
でも、今もそのコーヒーをこぼしたMacbookでこうして記事を書いています。
記事を書いているということは、そう、Macbookは死ななかったのであり、奇跡の生還を果たしてくれたのです。

これから先、僕のようにMacbookにコーヒーをこぼす愚か者たちにとって参考になるように、こぼした時に何をやったのか/何で無事生還を果たしたのかを書き記します。

◆ PCについて

僕のPCはあまり評判のよくなかった13インチMacbookPro(2016 Late)。

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MacBook Pro (13-inch, 2016, Thunderbolt 3ポートx 2) - 技術仕様

このモデルからキーボード上部にタッチバーが付くようになったが、お高いし不要だったのでタッチバーなしにした。

◆ コーヒーをこぼすまで

あれはまだ春の風が心地よい4月末の土曜の昼下がりだった。
近所のラーメン屋さんでお昼ご飯のラーメンを食べ、ローソンで100円のホットコーヒーを買って家に帰った。

自宅のデスクについてMacbookを開き、いつものようにネットサーフィンを開始。
Macbookの右側にコーヒーを置いた。いつもは左側に置いているのに、その時だけ右側に置いていた。

で、おもむろにコーヒーを飲もうとカップを掴んだ瞬間、右手の指からするっとカップが抜ける感覚が・・・

「やばい!」
と思う暇もなく、コーヒーを机全体にぶちまけてしまったのであった。

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http://jin115.com/archives/52184371.html から拝借。

2口目ぐらいだったので、コーヒーほぼ1杯分をぶちまけてしまったことになる。 

Macbookの被害

我が愛しのMacbookへの被害は以下の通り。

  • キーボードの「右半分ほとんど」へ浸水(浸コーヒー?)
  • 右側のスピーカーの「穴という穴」すべてに水(コーヒー)が入る
  • トラックパッドの一部にもコーヒーがかかり、
    トラックパッドとキーボードの間にもコーヒーが染み込む

もうほぼ絶望である。

色々な考えが頭をよぎった。
・まだ買って1年半なのになあ・・・とか、
Applecareって水没は保証外だよね・・・とか、
・新しく買うとしてまた15万・・・うわああああ・・・とか。。。

現実を受け入れられなくて一瞬思考停止してしまった。

◆ 【初動が重要】応急対応の手順

① とりあえず電源を切る

コーヒーをこぼしても、その場で電源が切れたりせず、操作自体は普通にできた。
ただ、「付けっ放しだとショートしたりする可能性があるのでは?」と思い、
まずは冷静にMacbookの電源を切った。

② とりあえずティッシュで表面のコーヒーを拭き取る

ティッシュを鬼のように使って表面に見えるコーヒーを全て拭きとった。
相当な量をこぼしたので、1箱の半分ぐらい使った気がする。

拭きながら、先人たちのコーヒーをこぼした場合の応急処置をスマホググる
たくさんの悲劇的な記事が出てきたが、これが一番参考になったかな。

他のサイトを見ていても、
こぼした直後の動作確認は厳禁!ショートして一瞬で死ぬぞ!
と書いてあったので、震えながら次の処置を考えることに。

③ 中に入り込んだコーヒーの水滴を掃除機で吸い取る

表面のコーヒーは全て拭き取ったので、問題は中に入り込んでいるであろうコーヒーの処置。

Macbookを逆さにしただけでも、ポタポタ、、、と滴って来るぐらいには内部に浸水していたので、まずはMacbookを逆さにしつつ、出てきた水滴を吸い取る作業を続ける。

その後、逆さにしたMacbookのキーボードに下から掃除機(Dyson)を当て続ける。
すると、掃除機の吸引力で水滴がどんどん浮いて出て来るので、それを拭き取る。

この【掃除機で吸引→拭き取る】という作業を、水滴が出てこなくなるまで延々と続けた。

④ 扇風機&ドライヤーで乾燥

ここからは文明の利器に活躍してもらって乾燥を助けてもらう。
机の上にMacbookを裏返しにして置いて、扇風機の風を下から当てまくる。

こうすることで、「掃除機で吸い取りきれなかった水滴を外に出しつつ、乾燥もできるのでは?」と考えた。

扇風機を丸1日当てたあと、ある程度吹っ切れてきて、
「もうこれだけやって付かなかったら付かなかったで、新しく買い換えよう」という感情が芽生えてきた。

いや、単に我慢ができない性格なだけなんだけど。

コーヒーをこぼしてから約24時間後、いざ、動作確認。

◆ 動作確認

おそるおそる電源ボタンを押す。

すると・・・見慣れた起動画面が!!!

僕のMacbookちゃんは無事、復活したのであった・・・。

(2つある「Command」ボタンのうち右側はおじゃんになったけど、ほとんど使わないので被害はほぼ皆無。奇跡!!!)

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◆ なぜ復活できたのか(推測)

絶望のコーヒーこぼしから1日で奇跡の復活を遂げたのだが、なぜ復活できたのだろうか。

個人的には以下のようなことが要因なのでは、と思っている。

① 初期対応が迅速&的確だった説

自画自賛をするわけではないが、初動は早かったと思う。
コーヒーをこぼしたら全ては「時間」との戦い。
電源を落として、表面のコーヒーを急いで全て拭いて、可能な限り掃除機で内部の水滴を吸い取る。
ここまでやればある程度は生還率が上がるのかもしれない。

② こぼしたのがブラックコーヒーだったから説

これは他のサイトにも書いてあったが、「砂糖入り」だとダメだったかもしれない。
砂糖入りだと、砂糖の細かい粒子がキーボードの間に入り込んでダメになるらしい。
今回はブラックコーヒーでほぼ水と同じような感じだったからOKだったのかも。

③ こぼしたのが家だったから説

家でこぼしたから、すぐにティッシュで拭けたしすぐに掃除機で水滴を吸い取ることもできた。
もしこれがカフェだったら、何もできずにただ死んで行くMacbookを看取っていただけだったかもしれない。
そう考えると恐ろしい。。。

Macbookの技術的進化のおかげ説

これだけ盛大にこぼしたのに、
今でもバリバリ活躍してくれているし、スピーカーから音楽も聴けている。
コーヒーをこぼす愚か者たちを見越していたAppleが、
防水対策もある程度しっかりやってくれていたのかも、、、しれない。

ありがとうApple

 

この記事がMacbookにコーヒーをこぼした全ての愚か者たちにとって、少しでも参考になることを願ってやまない・・・。
もちろんコーヒー以外の液体をこぼした愚か者たちにとっても。

まあそして最後に、1つだけ言えることがある。

コーヒーを飲みながらPCをするのはやめよう。
(そう思いながら、結局愚か者はコーヒーを飲みながらPCをし続けるのである)