一流の器用貧乏になりたい

「器用貧乏」であることはきっと良いことだ。

アメリカ発の電気自動車「テスラ」試乗体験記

突然の試乗チャンス

少し前になるけど、アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」のクルマに試乗させてもらう機会があった。

日本では電気自動車といえば日産のリーフが有名だけど、そもそも電気自動車を走らせるために十分な設備が整っていない日本では、当然のごとく電気自動車であるテスラ車はほぼ走っておらず、「見れたらラッキー」ぐらいな有様だ。

たまたまとあるイベントにテスラのクルマが展示されていて、
適当に見ていたらテスラの社員に声をかけられ、そのまま試乗を予約してもらった。

試乗当日

予約は約1か月後。あっという間にその日はやってきた。

関東近郊だと青山とみなとみらいにショールームがあるらしいが、都内をテスラで走りたかったので青山を選んだ。青山のショールーム伊藤忠のビルと青山通りを挟んだ向かいにあって、近くにあるポルシェのショールームと比べると、店もこじんまりとしていた。

案内されたクルマがこれ。

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ういーん!って言ってドアが上に開く。こういうのを「ガルウィング」っていうんだって。(へー)

Model S"という高級モデルで、普通に買えば1000万超え。めっちゃ高級車。

「え、何このドアの開き方?映画じゃん!」みたいな。
ただの庶民なので、この時点でもうすでに興奮しっぱなし。

テスラは電気自動車でエンジンがない分、ボンネットはすっからかん。

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これは試乗予約した時のイベントで撮影した

ここにモノを収納したりできるらしい。すげー。収納スペースいっぱい。

最初はテスラの社員さんにハンドルを握ってもらい、操作方法を教えてもらう。
テスラの特徴は何といっても中央に鎮座する大画面モニター。

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このモニターを使って基本的な操作(マップや音楽はもちろん、空調や照明まで運転以外の車内操作すべて)を行う。テスラはシフトレバーもハンドル部分にあるので、モニター回りもかなりすっきりしている。なお、試乗車は外車仕様なのでウィンカーとワイパーが日本車と逆。

オートパイロットも初体験。道路の白線を画像認識して自動で運転をしてくれて感激。

ついに自分で運転!

そしてついに自分の運転の番。

ハンドルを握ってアクセルを軽く踏んだだけで、テスラ君は全力で加速してくれる。
でも変にGがかかるようなことはなくて、滑らかに、まるで上品なジェットコースターのように前に進んでいく。

停車中にブレーキを強く押し込めば勝手にPにギアが変わるので、渋滞中でもシフトバーをごちゃごちゃやる必要はない。というか、渋滞中はオートパイロットに切り替えれば操作すら要らない。

電気自動車なので当然音は非常に静か。
モーター音しかしない。静かすぎて逆に不安になるレベル。

ちなみに、ちょうど赤坂の迎賓館の周りを走っていてパトカーや警察官が多かったので(一度前も後ろもパトカーだった)、あまりスピードを出すわけにもいかず、テスラ自慢の速度を存分に満喫できなかったのは残念。

試乗自体は20分足らずで終わったが、電気自動車の、そしてテスラの滑らかな走りを体感できてとても良い体験だった。

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ちなみに、ちょっとわかりづらいけどルートはこんな感じ。テスラマークのところがショールームで、そこから表参道方面→乃木坂→青山→赤坂→東宮御所をぐるっと回って青山へ帰る。上り坂下り坂、片側4車線の直線道路、と色々なコースがあるので楽しい。

試乗はこちらからどうぞ

試乗はテスラのホームページからできる。
www.tesla.com

まだまだすごく沢山の人が乗ってるわけじゃないけど、これからは電気自動車の時代。
せっかくの機会だし、乗って見てはいかがでしょう。