一流の器用貧乏になりたい

「器用貧乏」であることはきっと良いことだ。

「仕事のバランス感覚が良い」という病

レビューで言われたこと

僕は昨年、新卒で入った会社をやめ、今2社目の会社に1年ちょっと勤めている。
年度末に行われたレビューで、上司から言われた言葉は

「仕事とか、人間関係とかバランス感覚が良いよね」
「器用でなんでも卒なくこなすよね」

だった。

実はこれ、前職でも色々な上司・お客さんから全く同じことを言われており、
どこに行っても評価っていうのはたいして変わらないんだなあと実感したものだった。

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コンビニで買えるお菓子、アメリカ人の口に合うもの選手権

先日、誠に勝手ながら「コンビニで買えるお菓子、アメリカ人の口に合うもの選手権」を開催させていただいた。
というのも、とあるきっかけで、日本出張中のアメリカ人の方々とホームパーティー的なことをすることになったから。
今回は勝手ながら、その模様をお届けします。

なお、サンプルが1人と極端に少なく、あくまでも個人の見解です。
また、買ってきたお菓子も適当に選んだもので、買ってきてから「口に合うもの選手権」を開催する運びになったので、ご了承いただきたい。

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国内パック旅行は「航空会社の公式サイト」が一番おトク説?

北海道に行ってきた

この夏、北海道旅行に行ってきた。
夏といってももう秋めいていて寒いぐらいだったけど。

北海道はこれで3回目。毎回の札幌に飽きて、今回は帯広空港に着き、星野リゾートトマムという北海道を代表するリゾートホテルでひたすらにダラダラしていた。震度7という大地震の直後で旅行客はなんだか少ない気がした。

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「料理代行」を頼んでみたら、最高すぎた話

とあるきっかけで「料理代行」サービスを使ってみたら、最高すぎて書きたくなったので書いてみた。

いろいろある「料理代行サービス」

世の中にはたくさんの料理代行のサービスが存在する。
多くのサービスは、アルバイトなどで雇われた(主に)主婦層の方が、「家事代行」として、時間がないユーザーに代わって掃除や洗濯、買い物などのサービスを提供している。
料理代行はその「家事代行」のうちのイチサービスとして位置付けられていることが多い。

代表的なサービスはこんな感じ。

ちなみに、もう1つ代表的なサービスとして「DMMおかん」があったのだが、2018年9月30日をもってサービスを終了してしまうそうな。
供給(スタッフ側・サービス提供側)に限界があったか、競争が激化して撤退する判断をしたのか、まあそのどっちもなんだろうなと推測。

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アメリカ発の電気自動車「テスラ」試乗体験記

突然の試乗チャンス

少し前になるけど、アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」のクルマに試乗させてもらう機会があった。

日本では電気自動車といえば日産のリーフが有名だけど、そもそも電気自動車を走らせるために十分な設備が整っていない日本では、当然のごとく電気自動車であるテスラ車はほぼ走っておらず、「見れたらラッキー」ぐらいな有様だ。

たまたまとあるイベントにテスラのクルマが展示されていて、
適当に見ていたらテスラの社員に声をかけられ、そのまま試乗を予約してもらった。

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Pinterestで「インフォグラフィック」を楽しもう

Pinterest」というサービスをご存知だろうか。

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写真が沢山並んでいてなんとなくインスタ(Instragram)っぽいけど、インスタとは違う。名前は知って要るけど、そもそも周りで使っている人もいない?

では、Pinterestとはどのようなサービスなのだろうか。

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小学校高学年の「夏休みの自由研究」におすすめなテーマは、「カビの研究」だと思う

夏休みの宿題といえば、僕の小学生時代はドリルや読書感想文が定番だったけど、十数年経った今もしかしたら変わっているのかもしれない。
でもやっぱり印象的だった宿題は「自由研究」で、テーマ決めから実験や調べ物をしレポートを書く、という一連のプロセスをこなすのに毎年毎年苦労していた。

この苦しみは今の子どもたちも同じであるはずで、、、少しでも役に立ちたいと思い、自分の事例を書いてみる。
(僕が小学6年生の時にやった「カビの研究」について記載しています。どちらかというと高学年向けではありますが、中学年でも全く問題ないかと。)

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「カビの研究」

小学校6年生の時の自由研究は「カビの研究」だった。カビの研究、といっても顕微鏡でカビの生態を調べるといった大掛かりなものではなくて、自宅の至る所に食パンを置きラップをした上で1週間放置し、

  • 一番カビが生える場所・環境はどこか
  • カビを抑制する働きのある調味料は何か

といったことを対照実験で調べた。

具体的な流れはだいたい以下の通り。

① 仮説を立てる

まず「カビが生えたり、増えやすい条件は何か」ということを本やインターネットで調べた。
「湿度が高く暗い部屋はカビが生えやすい・増殖しやすい」ということがわかったので、調べた情報を元に、家の中の各部屋の条件を比べた。

結果、家の中で湿度が高くなる傾向にある洗面所か、北向きで昼も暗い自分の部屋がもっともカビが生えやすく、増えやすいのでは、という仮説を立てた。
また、祖母から「カラシにはカビの抑制効果がある」と聞いていたので、カラシ、マヨネーズ、ワサビなど自宅で用意できる調味料を用意し、各調味料のカビ抑制効果についても対象実験をすることにした。

※参考書籍

② 事前準備

用意するものは、スーパーで売っている普通の食パン。
1枚の食パンを4分割して1つずつタッパーに入れ、あとは放置する。
ちなみにもっとも良いのは「フタができるタッパー」に入れておくこと。
日本の湿気の多い真夏のクソ暑い時に1週間パンを放置し続けることを考えて欲しい。
当然カビはとんでもなく増殖するのである。
カビの胞子は風などで飛び散る可能性があり、場合によってはカビアレルギーなど健康問題も引き起こす可能性もあるので、念入りに準備したい。
※100均で3個セットとかで売っているタッパーを使えばそのまま捨てれるし楽で良いと思います。
※タッパーが用意できなければ、捨てても良いお皿にしっかりとラップをかけ密閉しておいてくださいね。
※カビの胞子を吸い込まぬよう、必ずマスクをつけてくださいね。

③ 実験開始

実験開始...といっても、パンを入れたタッパーを各部屋に配置するだけではある。
各部屋に1週間パンを置いて、毎日その様子を写真に納めた。

ちなみに置いた場所は、以下の通り。

  • 自分の部屋(北向きで暗く、カビが繁殖しやすい環境かも、という仮説を立てていた)
  • 洗面所(湿気が多いので、同じくカビが繁殖しやすいかも?と考えていた)
  • リビング
  • キッチン
  • トイレ
  • ベランダ

それぞれ1/4切れのパンを設置し、毎日経過を撮影した。
もっともカビが繁殖しやすいと考えた自分の部屋と洗面所には4枚のパンを用意。
1枚には何もつけず、他3枚にはカラシ、ワサビ、マヨネーズなどを塗った。
※前述の通り、カビを抑制する効果のある調味料を対照実験で比較するためである。

④ 結果 

1週間後、実験終了。
毎日写真を撮っていたが、湿気の多い日本の夏だと一瞬でパンは原型をとどめないほど黒くカビが生え、増殖していった。
残念ながら今写真のデータ等が残っていないのでお見せすることはできないのだが、
母親が悲鳴を上げるほどだったことは覚えている。
(・・・母親の協力を取り付けないとカビの生えたパンを捨てられてしまうリスクがあるので、母親の理解を得ることは大事だ。。。)

何よりもカビがうじゃうじゃ生えてくることが気持ち悪すぎて今でもややトラウマだけど、結果、一番多くのカビが生えたのは北側で暗い自分の部屋ということがわかりショックだったことを覚えている。
そうそう、カラシ効果は絶大で、カビはほとんど生えてこなかった。本当に抑制効果があったらしい。 

⑤ レポートの作成

実験を終え、先生に提出するためのレポートを作成した。
レポートの構成は、ざっくりこんな感じ。

  • 1.研究の目的(「カビ」をテーマにした理由)
  • 2.初期仮説(カビは湿気が多く暗い場所を好む。そのため、自分の部屋か洗面所がカビにとってもっともよい環境なのでは。また祖母の言う調味料に抑制効果があるかも検証する。)
  • 3.実験の方法(上記の通り)
  • 4.実験の経過(毎日の経過を、コメントとともに撮った写真を貼り付けて説明。)
  • 5.実験の結果(どの部屋のパンにどのぐらいカビが生えたか、など)
  • 6.実験を通しての考察/結論(2.で立てた仮説がどの程度合っていたか、何が違っていて、その理由は何か?など)
  • 7.感想

このカビの研究をレポートにまとめてみると、毎日写真を撮っており、その写真を多く貼ったおかげで10枚ほどのレポートができた。
やはり枚数が多い方が見栄えはよいし、なんやかんやで学年で3人ぐらいしか取れない優秀賞ももらってしまった。ありがたし。

参考になりそうな本(再掲)

カビ関連本は下記のようにたくさん出ているので、
実験の際にはこうした本を参考にしていただければと思う。

 カビのふしぎ 実験しよう

カビ図鑑―野外で探す微生物の不思議

カビの科学 (おもしろサイエンス)

※最後の1冊は小学生にはちょっと難しいかも。
親御さんが解説しながら読むのが良いかもしれない。

おわりに

自分で実験をして、その裏付けを取るために調べ物をして、自分で考えてレポートにまとめる、というある程度忍耐の必要なプロセスを通して、子どもたちはさらに成長した姿を見せてくれると思う。
何よりも、日々パンがカビに侵食されていくのを見るのは変化があって子どもにとっても楽しいはず。
親御さんとしてはカビを繁殖させることに抵抗があるかもしれませんが(笑)、ぜひやってみてはいかがでしょうか。