一流の器用貧乏になりたい

「器用貧乏」であることはきっと良いことだ。

モロッコはいいぞ(その1)

 もう一度行きたい国は?
と聞かれたら、多分「モロッコ!」って即答すると思う。
僕はモロッコに行って、そのぐらいモロッコという国が好きになった。

たった1週間程度の短い旅行だったけれど、
ロッコは、僕にとってこれまで行った20数ヶ国の中でも間違いなく五本指に入る「行ってよかった国」の1つになった。

「日本人に人気の旅行先の1つ」なのも納得である。

もし「長期の休暇どこ行こうかな」とか「モロッコ行きたいけどぶっちゃけどうなんだろう」と思っている人はぜひご覧いただきたい。モロッコ行くしかないっしょ。

ロッコに行った時期とか行き方とか

僕がモロッコに行ったのは4月中旬
ちょうど3月末で仕事をやめ、次の会社に入社するまで1ヶ月あったので、スペイン・モロッコを周遊する旅を計画した。

なぜモロッコなのかといえば、行き先を決めあぐねていた時に友達が「モロッコ行ってみたいよね〜」という話をしていて、あ、じゃあモロッコにしよう〜という感じで、そのままの流れで決めてしまった。

航空券

航空券はエアトリで取った(その当時は「スカイゲート」だった)。

カタール航空だったんだけど、春休みシーズン後 / GW前という閑散期だったこともあり、東京⇨バルセロナ / マラケシュ⇨東京便がなんと70,000円。

正直アジア行くのとそんなに変わらんじゃん。。。っていう。海外旅行に行く「時期」は大事ですね。

僕は今回の旅行、スペインから入って帰りはマラケシュから帰ってきましたが、マラケシュからだとカタール乗り継ぎで22時間ぐらいでした。
カタール⇨羽田便は全然お客さんがおらず、一列占拠できるぐらいだった。

スペインからフェリーでモロッコ

この行き方をする人はあんまりいないかもしれないので、参考にならないかもしれないけど。。。

僕の場合、東京からスペインのバルセロナから入り、マドリードコルドバグラナダと南下して「タリファ」というジブラルタルの近くの港町からフェリーでモロッコに渡った。

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ゼビージャからバスで揺られること4時間ぐらい、ジブラルタル海峡の「タリファ」という港町に着く。
立派なフェリーで、ジブラルタル海峡を渡って対岸のアフリカ大陸へ。

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高速船でスペインからモロッコへ渡る。所要時間、わずか1時間ちょい。

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甲板にも出れるよ。風強すぎてまじで無理だったけど。

出入国はフェリーの中で行われるので、出航10分前とかに窓口に着いても普通に乗せてくれます。何なら、窓口のおばちゃんも「急げ急げ!」って笑顔で急かしてきて、めちゃくちゃ冷や汗書いた。
(日本人だから、というのはあるかもしれない)

ロッコでのルート

上に書いた通り、スペインから海を渡って入国しその後はひたすら南下した。
だいたいこんな感じ。

1日目:スペインからタンジェへ(フェリー)、タンジェからシャウエンへ(バス) シャウエン泊
2日目:シャウエン観光 シャウエン泊
3日目:シャウエンからフェズへ(バス) フェズ観光 フェズ泊
4日目:フェズからサハラ砂漠へ(ツアー) 砂漠泊
5日目:サハラ砂漠からアイド・ベン・ハドゥへ アイド・ベン・ハドゥらへん泊
6日目:アイド・ベン・ハドゥからマラケシュへ マラケシュ
7日目:マラケシュ観光 マラケシュ
8日目:日本へ

ロッコの●●はいいぞ

ロッコの「メシ」はいいぞ

ロッコ?アフリカでしょ?メシ微妙でしょ?って思った貴方。

大間違いです。

ちょっと前に「タジン鍋」って流行ったでしょう。あれもモロッコ料理の1つなんですよね。僕もモロッコに行ってから知ったんですけど。あ、これモロッコ料理だったんや、って。

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ロッコでほぼ毎日タジン食べてたけど、これがベストオブマイタジン。

タジンの中にはカレーとかスパイスとかが効いているものもあるけど、
基本的には素材の味を生かした素朴な味。野菜の出汁がしっかり出ていておいしい。
だいたいは肉(イスラムだから豚以外)+野菜のコンビネーション。
タンパク質も食物繊維もしっかり取れるので、偏りがちな旅行中の栄養もしっかり取れちゃう優れものなのである。

それからモロッカンサラダとモロッコバゲット

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シャウエンの有名店で食べたモロッカンサラダ(正面右)とバゲット(奥)

バゲットはどの店に行っても円形のあんまり見たことのない形をしていた。
(上の写真は半分食いかけ。。。)
サラダはキュウリやトマトなどを酸っぱいドレッシングで和えてある。これがとてもおいしい。タジンと合わせて、本当にめちゃくちゃ野菜を取ることができる。

ロッコの「ミントティー」はいいぞ

タジンと合わせて、毎日いや毎食飲んでいたのがミントティー

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おしゃれなカフェで飲んだミントティー

ロッコはあんまりコーヒー文化がなく、しかもコーヒー=ホットコーヒー。
その代わりみんなミントティーを飲む。色々なホステルに泊まったけど、どのホステルでも必ずミントティーを出してくれた。

暑い日でもミントの爽やかな香りで気持ち涼しくなる。(ちなみに、もちろんミントティーはホットで出てくる。アイスミントティーは全く見なかったなあ)

ロッコの「青い街」はいいぞ

ロッコの「青い街」、シャウエン。日本人にも人気な街の一つ。
(なお、英語では「シャフシャウエン」と発音するため、シャウエン、だと伝わらない。)

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青い街シャウエン。どこに行っても「映え」る街。

街角どこを撮っても「映える」街、それがシャウエン。
こんな青い街は世界中どこにもないので、街中はもちろんツーリストだらけだったけれど、山の中にある街だからか、他の観光都市よりもゆったりとした時間が流れているような気がした。

僕はスペインからフェリーで海を渡り、モロッコ側の「タンジェ」という港町からモロッコに入り、そこからバスで山道を3時間かけてシャウエンにたどり着いた。

ロッコの迷宮都市「フェズ」からもバスで約3時間程度なので、お世辞にもアクセスが良いとはいえないものの、だからこそのゆったりした時間感覚なのかもしれない。

ロッコの「砂漠」はいいぞ

ロッコと聞いて、砂漠を思い浮かべる人はどのぐらいいるんだろうか。
僕の場合、周りの友達がモロッコラクダに乗っていたので、「モロッコラクダ、砂漠」のイメージが強かったから、砂漠に行くことがモロッコ旅行の目的の1つでもあった。

当然モロッコでは砂漠ツアービジネスも盛んで、ググると沢山のツアーが出てきたのだが、僕が選んだのは「Sahara Desert Crew」という会社。

多くのツーリストは、マラケシュという大都市から砂漠を経由してフェズに行くためマラケシュ⇨砂漠⇨フェズという行程のツアーがほとんど。
フェズ⇨マラケシュルートを探すのに苦労したが、こちらの会社では用意されていた。
複数社比較したが、圧倒的に安かったしTripadvisorでの評判も上々だったのでこちらに。

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3日間のツアーは、トヨタランドクルーザーで。

僕以外はヨーロッパからのツーリストで、ベルギー・ドイツ人カップルと、アメリカ人のひとり旅の女性。それにドライバーのモロッコ人。
皆陽気で、お互いの大学の話とかし合いながら楽しい旅を過ごした。

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砂漠でラクダに乗った。

で、ツアーの途中砂漠ではこんな感じでラクダに乗って、砂漠の中のキャンプへ。
1時間半ほどの行程だが正直、股がラクダの鞍に当たって擦れまくって泣きそうになった。もうラクダには2度と乗らないと誓った。

股は死んだけど、砂漠の地平線に沈んで行く夕焼けは今でも胸に焼き付いている。日本では見れない景色だし、「ああ、モロッコに、サハラ砂漠に来たんだな。。。」という感慨に浸った瞬間だった。

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砂漠の地平線に沈んでゆく夕日。iphoneでは限界だった。

 

やばい、モロッコのことを書き続けていたらすごい分量になりそうだ。
今回は一旦ここまで。
次回はモロッコの人やマーケットや、そんなこんなを書こうかなと思う。
「モロッコのこんなところはよくないぞ」も、書く気が起きたら。。。